矯正歯科治療における『歯の移動様式』のご説明
- 2021年11月23日
- 新宿区の市ヶ谷矯正歯科のコラム
こんにちは。新宿の矯正歯科・市ヶ谷矯正歯科です。
本日は、矯正歯科治療における代表的な歯の移動のさせ方を簡単にご説明いたします。
矯正治療において、歯を移動させる際にはさまざまな移動のさせ方があります。
おもに6つの移動のさせ方を適所組み合わせながら、計画された移動を実現してまいります。
1:傾斜移動・・・歯の根尖部およそ1/3付近を回転させる際の起点として傾斜させる移動
2:歯体移動・・・歯全体をそのままの傾きを保ったまま平行に移動
3:挺出(ていしゅつ)・・・歯が歯槽骨から抜け出る方向にそって移動させる
4:圧下(あっか)・・・挺出とは逆に、歯槽骨に押し下げるように移動させる
5:回転・・・歯の長軸を中心として、回転させること
6:トルク・・・歯冠部を回転させる起点として、おもに歯根を傾斜させる移動
また、移動に際しては歯に加えた矯正力と同等の力が反作用として発生しており、
反作用の力に対する固定源を設定しながらでなければ、意図する方向に歯が移動してくれず、矯正歯科治療の失敗につながってしまいます。
新宿区の矯正歯科・市ヶ谷矯正歯科では、これらの移動様式と固定源をどこに設けるかを入念に検討しながら治療計画の立案を行っております。
矯正歯科治療をご検討の方はぜひ、お気軽にご相談下さい。